風水で金庫の位置や向きを気にする人は多い。
金庫の位置でお金がたくさん流れ込めば良いという心情は分かるが、風水そのものにはお金を引き寄せる力はない。
風水を用いて金庫の位置を決めようとする人の心理作用として、お金の不足を心配することが前提になっている場合が多い。
金庫の方位や向きがどこであろうとお金が集まる人には集まり、お金が逃げる人にはお金が寄ってこない。
お金が不足気味のときほど金庫の位置に気を取られず、自らの心に備わっている宝庫に気持ちを向けることが大事なのである。
金庫はベーシックな風水では、事務所や家の中心から北西または西の方位に置き、北西または西を背にして扉が東南または東に向くようにしておけば金庫の位置についての少し不安な気持ちを落ち着かせてくれる。
金庫といっても様々な大きさや種類や利用方法があるので一概には言えないが、基本は自分自身が静かで穏やかに過ごせる感じの居心地の良い位置と空間に置かれていれば問題ない。
自らと金庫を重ね合わせ、ゆっくりと落ち着くことができて、座り心地の良さそうな場所を自らの感性で選定すればよいのである。
金庫よりも現金の出入りの多いレジの位置の方が、商売をしている人にとっては影響が大きいともいえる。
レジの位置もご商売の業種や入口の位置、道路の位置などによって検討をしなければならない。
金運風水は金運財運を受け入れるのに相応しい自分であるかどうかのセルフチェックを同時に求めているのである。
風水金庫にとっては、自らが豊かになりたければ、如何に人を豊かにすることができるのかを考えてみることが大切なポイントになる。
自分だけが豊かになろうとしても豊かにはなれないようにこの世のシステムができている。
「自分だけが豊かになればよい」という貧しい考えは特に注意である。
人を豊かにできる人が、自らも豊かにできるのである。
しかし何より自分で自分を豊かにしてあげることが先決ではある。
風水金庫に蓄える富は、この世の利回りなど及びもつかない最高の運回りとなってあなたに巡ってくるのである。