家相風水カウンセリング建築士の大橋正和です。
東の方位は運勢の好転エネルギーを生み出すための重要な方位であり、家相学では、東方位を吉相に構えることを特効薬的に考える傾向があります。
この記事では、東方位に欠けや張りがある場合の影響と対策法について解説します。
東方位の欠けの影響と対策法とは(家相風水の観点より)
東方位の代表的な象意として「震動」「青春」「昇進」「伸長」「音声(読経)」「長男」といったものがあるのですが、家相学では、この東方位の長所を伸ばす方法として張り欠けの調整をします。
東方位の欠けは、長男が非行に走ったり、破産者になったりしやすい傾向があるとされています。
健康面においても、肝臓系統の病気からくる「気力の減退」を招きやすいといわれているので、なるべくなら東方位の欠けはつくらない方が無難です。
現在の住まいで東方位が欠けている場合には、何気ない会話でも誤解を受けやすい傾向がでますので、「言葉を慎重に選ぶ」ということを心がけることが大切です。
特に、三碧木星生まれや卯年生まれの方は、東方位の欠けが「火難」を暗示している場合がありますので、くれぐれもご留意ください。
家相的に卯年生まれの方の場合には、欠け以前に、東方位の玄関自体、あまり相性が良くありませんので避けていただくのが無難です。
東方位の朝日のエネルギーを住まいづくりに積極的に取り入れてください。
東方位の張りの影響と対策法とは(家相風水の観点より)
東方位の適度な張りは、頭の働きが活発となり、すべてにおいて発展の相構になります。
特に事業家の人にとっては、長男が良い後継者に育つ可能性が大となります。
ただし、張り過ぎはやり過ぎに通じ、東が定位である長男に対し、いろいろな問題が発生しやすくなる傾向が出やすいです。
特に精神の震動現象(ノイローゼ・発狂)、腰から下の病気や怪我、稀に原因不明ののどの病気等々は東方位の障りが原因となる場合があります。
東方位の張り過ぎは、心の状態の震動が大きくなります。
心の振動が大きくなるということは、心が迷いやすく、気持ちも変わりやすく、信念の欠如を生じるため、社会的信用も失いやすくなるのでご注意ください。
家相風水上、東方位の張り過ぎた玄関は凶相
住まいの東方位の張り過ぎた大きな玄関は凶相の作用を生じやすくなります。
・交友関係のトラブル
などが、張り過ぎた東玄関の傾向として考えられます。
東玄関については、以下の記事も参考にご覧ください。
東方位の凶作用と吉作用とは(家相風水の観点より)
東方位の象意(凶作用)としては、以下のようなものが挙げられます。
・東の欠けと長男の放蕩
・東の欠けと長男の素行の悪化
・東の欠けによる若い人からの裏切り
・肝臓系の機能障害、気管支喘息、足腰の病気、怪我
・神経面の不安定からくるノイローゼ、言語障害
東は吉作用も働きやすい方位です。
東方位の吉相は、
といった象意の暗示を受けることができます。
健康面においても肝臓の機能が丈夫に働き、タフで疲れ知らずの体力作りへの自信を引き出してくれます。
また、声に関係の深い方位でもありますので、芸能人やアナウンサーといった「話すことや歌うことに縁の深い人」にとってはとても大切な方位でもあります。
方位の吉凶というものは、その方位の特性の表と裏であり、長所短所でもあります。
人においても短所を直すより、長所を伸ばすことの方がより有益であるように、住まいにおいてもそれぞれの方位の特性を活用し、良い点を伸ばすことが大切です。
東方位は自然界において朝日の昇り出る活力と幸福を予感できるプラスイメージの方位であり、自然と人との一体感をもたらしやすい方位でもあります。
そのため、土地を購入したり、住まいを建てる場合には、朝の陽当たりを意識的に考慮してください。
朝日の当たらない住まいは凶相となりやすく、運勢も低下しやすいので注意が必要です。
家相の東方位は長男的方位
東の方位は九星では三碧木星の方位、易では「震」になります。
「震(しん)」は自然現象の雷のイメージがあり、激しいエネルギーを秘めています。
雷のイメージさせる震の象意は、奮起、決断、行動力、飛翔、移動、驚き、音響、雷光など活気のあるものとなります。
「震」の卦には、支配的思考を司るといった面があり、家族における長男や長男的役割といった象意があります。
昔からよく言われていることで、震の方位を吉相にしたり、吉方で取ることにより後継者に恵まれるというというのは、震の象意によるものと思われます。
天皇家の皇太子様を震宮さまとか東宮さまというのは、東の方位が長男の象意であるところからきています。
まとめ(東方位の欠けと張りの特徴と対策法)
家相風水上、東方位は長男的方位と言えます。
東方位の欠けは、長男が非行に走ったり、破産者になったりしやすい傾向があるとされ、何気ない会話でも誤解を受けやすい傾向がでますので、「言葉を慎重に選ぶ」ということを心がけるのが対策法の1つとなります。
適度な張りは、長男が良い後継者に育つ可能性が高まりますが、張り過ぎは凶相となってしまうため、家相風水の専門家に診断してもらうと安心です。
「住まいは人の心構えの反映である」と考える家相学においては、吉相の住まいづくりに必要で重要なことの一つとして、建て主自身が自分自身をよく知り、家族の生活と思考の習慣をよく理解した上で、住まいづくりに取り組むといったことがあります。
張り欠けについても、「長所を伸ばせば欠点が隠れる」といった考え方に基づき、住まいづくりに活用していただければと思います。
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