家相を考える上で大切な点は、住まいから人、人から住まいへの働きかけが正常であるかどうかを見極めることであり、
住まいが人にとって自然治癒力的役割を担うことができるかどうかを、直感と想像力を働かせながら感得するところにあると思います。
人と住まいの相互の働きかけが正常で調和的であるための最も基本的なことは、必ず地鎮祭をした土地に建物を建てるということです。
「地鎮祭をしていない土地に家相の良い家は成立しない」と言っても過言ではないと私は思っています。
地鎮祭の仕方は、宗旨や地域性により異なるため一概に言えませんが、
大切なことは、地鎮祭を行い、敷地となる土地に建物を建てさせて頂く許しと感謝の意を表明し、工事の安全や家族の弥栄と家運長久を祈ることにより、
心の地に潜む悪意や憎悪や怨恨や嫉妬といった地縛霊的精神作用まで鎮め浄め祓うことができるからです。
そして住まいと人の自己浄化の作用を促進する効果も得られます。