本命殺は、自分の生まれ星が回座している方位です。
この本命方位に向かっての物件購入や移転、長期旅行などは本命方位を犯すということになります。
方位に関して昔からよく聞く迷信的な話として「本命殺を三回冒すと自殺に至る」というのは、本命殺が生命力や気力を減退させる特徴があることからきているようです。
本命殺は、生まれ変わったつもりで今までの自分の弱さや欠点を克服するために一大決心をして、強い信念と希望を抱き燃え上がるような気のエネルギーを満ち溢れさせる人には脱帽してしまうようなところがあります。
「方位の凶意など何するものぞ」とアグレッシブに前途洋々と進む人には影響が出にくいとも言えます。
しかし、方位の影響について予備知識を持つ人にとっては、とても怖いことになってしまいます。
方位の暗示を解く鍵は、自分の心の向きが握っているということになります。
針の穴を糸が通り抜けるように方位の凶意を通り抜けることができます。
針と糸とは協力関係があるから縫製もできるわけです。
針の先が自分に向かってくるような生き方、考え方を避けることが方位の凶作用を避けることに通じています。
人が動くことによって向かう方位も定まり現れてきます。
運命は命の運びでもあり、運びには必ず方向性を伴います。
自分の身体を運ぶのは想念ということになります。
自分の想念が、自分を運んでいく方位に作用していますので、お引っ越しや住まいの建築、会社の移転、出店なども自分を振り返りながら、
時と場所を慎重に選ぶことがとても大切なことになります。
自分自身に対して自信を持って、高い自己評価のできる人に、本命殺は沈黙します。
