人はそれぞれ人や物やお金や出来事に自分流の意味を持たせ、重要度を計るのであるが、その重要性の持たせ方を疑ってかかる人は意外に少ない。
重要度を計るのは自分自身の計量法、計量単位に任されている。
自らが何を重要視し、その重要度を計るのか、何に対して重きを置くのかを注視する必要がある。
悩み事の解決の見通しがつかない時ほど、人はその悩みを大事(おおごと)にしてしまい、悩みにどんどん重要性を加えていき、ネガティブなエネルギーを与えてしまう。
悩みの解決が重要なはずであるのに、悩みそのものに心を奪われ、悩みに重要性を置いてしまうのである。
そうなってしまうと悩みと付き合う時間も長くなり、悩みに振り回されることになってしまう。
自らが重要だと思うことに人は心を揺さぶられる。
しかもどちらかと言えば、起きては困ることに比重をかけ、大きく動揺させられる。
自らを揺さぶるエネルギーがネガティブなものであればあるほど、自分が嫌なことにしがみ付けば付くほど、望まぬことを自分の心に住み込ませることになり、
循環のエネルギーが通り難くなり、ストレスで押しつぶされそうになってしまう。
そこから逃げ出すことは極めて簡単なことである。
自分が重きを置き過ぎていることを手放せばよいだけなのである。
自分だけが重大事にしてしまっているケースも多い。
自らの心における重要度の性質や状態による影響力の大きさがスピリチュアルマグニチュードなのである。