スピリチュアルオリエンテーション

我々はどこに向かっているのかを知ろうと知るまいと、魂の羅針盤と理性の羅針盤の二つによって、どこへ進もうとも自由である「環境という名の海」を渡っている。

魂の羅針盤は行きたいところへ向かい、理性の羅針盤は安全で無難で退屈な所へ向かう。

理性は新しい環境への適応に不安を覚え弱腰になり、慣れ親しんだやり方が通用することを良しとする言い訳を考える。

魂は何も考えず、ただ目の前に現れてくる新しい環境に従い、洋々として無限の可能性を当然のように受け入れる。

方位方向を考えることは、自分の位置づけを認識するための精神的作用でもある。

理性が活躍するときは現実的な眼は開き、心の眼は閉じる。

人は目覚めている間の大半の時間を理性に支配されている。

魂が作用しているときは心の眼が開き、現実的な眼は閉じる。

人は眠っているときの大半の時間を魂に委ねている。

スピリチュアルな世界に慣れるには、理性の活躍する時間帯ではなく、魂が目覚める睡眠時間帯を利用することがポイントとなる。

スピリチュアルなことを理性で捉えようとしても無駄である。

人が起きている時間帯にスクールに通って身につくものではない。

スピリチュアルオリエンテーションは魂のレッスンであり、夢の中で見たい夢を見るということへの指標がスピリチュアルオリエンテーションなのである。