スピリチュアルセレクト

人は選択の連続で生きている。

生きていく事が選択することそのものでもある。

選択に成功も失敗もない。ただ選んだだけの事である。

大切な事は自分のための選択なのか、他人のための選択なのかということにある。

親や子や妻や夫や兄弟や親戚や友人や上司や同僚や恋人等、誰のためでもない自分のためと言い切れる選択をしているだろうか。

選択の結果はあらかじめ決まっているのだろうか。

選択が運命を決定づけるのだろうか。

選択していることすら感じない当然の選択もある。

選択の余地もないと思える緊急事態の中での選択もある。

選択の結果なのか、結果に導かれた選択なのか。

人や世界の細部に亘るまで先を見通せる人などいないし、現在の世界は誰にも分からないようになっている。

それが事細かに見えるとか分かるというような人物を信用することはできないし、信じることもない。

自分のことは、自分のために、素直にありのままに、自分を説得することなく魂の選択をし、実行する。

そのような選択がスピリチュアルセレクトであり、先を見ていることと同じ作用を及ぼすことになる。