家相学の基本として方位の特性や生まれ星の傾向性を知ることも大切な事なのですが、その知り得た知識を生かし、三次元の空間である立体的住まいに善的活用することは、もっと重要なことであると考えます。
縦・横・高さに時間を背負った人が加わる四次元空間が人の創出する人生の展開に影響を与え、時間軸は過去・現在・未来の三世が同時進行している因果律に共鳴します。
土地や住まいには、人が日々の営みの中で強く抱いた念が転写されます。
そしてその念の影響を受けることがあります。
自分の発する想いの周波数ともいえる念の質は、土地や住まいに転写され残留した念と同調することによって様々な影響を受けることになります。
あまりに強過ぎる後悔、恨み、妬み、嫉み、怒り、悲しみ等々の念を発することは霊的諸問題を引き起こす要因になりやすいので、生きている側が土地や家屋に残留しているネガティブな念波に同調しないようにすることが大切です。
家相の障りと云われる問題には、生きている側の発する念と、かつて肉体を持ち生きていた人の残留念が相互の原因となっている場合があります。
通常、人は自らの念を正しくコントロールする術(すべ)を意識しなくても身に備えていますので不安に思うことはありませんが、否定的で後ろ向きで自分勝手な思考を繰り返していると霊的な障りの兆候が現れ、そこに住まいの残留念が強い場合は大きな影響を及ぼしてきますので、瞬間瞬間の心の構え、心に抱く気持ちを太陽のように明るく輝かせて生きることが大切だと思います。