家相風水で玄関ドアの向き(方位別)の開運対策法とは?間取りチェックポイント総まとめ

家相風水カウンセリング建築士の大橋正和です。

家相設計の第一歩は、玄関の位置決定から始まります。

また、家相では「玄関の位置が家の中心からみてどの方位にくるのか」を判断するのですが、風水においては、玄関の向きを判断する場合に「玄関のある方位と玄関の正反対側の方位をセット」としてみます。

今回は、家相風水上の玄関の持つ意味をはじめ、玄関のドアの向きの方位別の対策方法、間取りのチェックすべきポイントなどをまとめて解説します。

現在のお住まいについてはもちろん、マイホーム・賃貸物件問わず、今後の土地選び・物件選びの際にも参考にしていただけることも多いと思うので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

家相風水の観点からの玄関の果たす役割とは

通常、玄関の位置は敷地と道路との関係で決まることが多いのですが、家相学的にみれば、そこに住まう人の「人生の傾向性」が最も反映される場所でもあります。

また、家の顔として大変重要な役割を担う使命的空間ということになるので、「八方運」と家族の「運命の傾向性」をデザインコンセプトにして玄関の位置を決めることが大切です。

玄関という言葉の由来は、鎌倉時代の禅僧である栄西が、京都東山の建仁寺建立の時に、その門を僧坊への玄妙なる関門であるとし「玄関」と名付けたとされています。

封建時代、玄関を造ることができたのは寺社と武家屋敷、名主・庄屋以上の身分の者だけであったようです。

 

玄関の精神的空間としての機能は希薄になっていますが、外と内との気のエネルギーの出入り口としての重要な役割を担っていることには変わりありません。

玄関は住まいの中でも一番緊張感があると同時に、心奥の潜在意識に影響を与えやすい場所でもあります。

そのため、風水においても、「玄関を出た瞬間に目に映るもの」と「玄関に入った瞬間に目に映るもの」を大切に考えます。

例えば、玄関ポーチの植込みや下駄箱の上の一輪の花、玄関ホールの鏡や絵画等が作用しやすいといえます。

玄関は、物質世界と意識世界の双方への幽玄となる関門といえるのではないかと思います。

また、別の観点から、自分や家庭にとってのマイナス傾向を補うために玄関の位置を決めるといった家相法もあります。

家相風水における玄関ドアの向きの吉凶判断とは

先ほどもお伝えしたとおり、家相では「玄関の位置が家の中心からみてどの方位にくるのか」を判断します。

風水においては、「玄関のある方位と玄関の正反対側の方位をセット」で判断に用いますが、これを人に例えるなら、「顔が向く方向と背中が向く方向の両面を判断の基準とする」ということになります。

顔の向く方位を「向」、背中の向く方位を「座」とし、必ず「座向」で玄関の方位方向の判断をします。

この方位の割り出しには、45度分割の「八方位法」と15度分割の「二十四方位法」があります。

この方位法を活用することによって、例えば、鬼門方位(北東方位)に玄関があったとしても、その他の部屋や水回りとの位置関係により吉相エネルギーの住まいになったりします。

鬼門の家相的マイナス暗示で悩んでいる人にとって、風水は暗示を解いてくれる救い手になってくれることもあるということです。

玄関の在り方は首から上(頭部)に影響を与える(家相風水の観点より)

人の健康状態というのは、外見のどこかに必ず現われるものです。

また、気力も人体の内外を行き来し、見えないエネルギーを感じさせてくれるものであります。

人を容れる「住まい」という容器には、住人の健康状態が溶融しているとも言うことができるのです。

人体と住まいの各部は妙に符号しているのですが、玄関は、そこに住まう人の頭部と思って頂ければと思います。

 

表家相の場合、乾(北西)方位が頭の部分に符合するのですが、ここには「家の気」というものが考慮されていません。

玄関がどの方位になろうとも、人体の頭部に通じているのです。

もし、

・考えがまとまらないことが多い
・頭が重い
・頭を使うと疲れる

というような状態から抜け出せないような場合には、玄関の外から内まで徹底的に掃除や整理整頓をしてみてください。

下足入れ、シューズクローク、汚れたままの靴などは、お清めしながら綺麗にしていただくのが良いです。

玄関に神事のお札をお祀りしている場合は、神聖な場所としての玄関を清々しくしなければ、かえって逆効果になることもあるので注意が必要です。

玄関の気がさわやかに流れる住まいにすることで、住む人の頭の働きや積極的な思考に影響を与えます。

例えば、子供さんに「勉強しなさい!」という前に、まず親の方が、玄関を気持ちの良い、頭がスッキリするような空間にすることが大切です。

また、玄関の気の停滞が、首から上の病気を暗示する場合があるので、玄関の気が滞らないようにご留意いただきたいと思います。

朝日の当たらない玄関は霊が留まりやすい(家相風水の観点より)

住まいの内と外を繋ぐ玄妙なる関門である玄関は、上でも解説したとおり、常に清掃をして清新で明るい気を保つことが家運に良い影響をもたらします。

盛り(守り)塩をするなら、毎日取り換えるようにしましょう。

霊的な浄めにはほとんど効果はありませんが、心を浄め、気持ち的な防御作用になる点においては有効です。

 

また、玄関に飾ったり置いたりする縁起物にも注意が必要となります。

玄関は霊的な溜り場になりやすい場所であるため、霊的なものが留まりやすい物を置くことは避けるべきですが、この判別には、目を軽く瞑り、指頭と掌、眉間より少し上の額部分の感知力を利用すれば判りやすいかと思います。

その際、

・嫌な感じがする
・冷たい感じがする
・痛い感じがする
・暗く沈む感じがする
・耳の奥で雑音のような声がする
・瞼の裏に不吉な画像を見せつけられた感じがする

といった場合には、玄関が霊的ゾーンとして機能してしまっている可能性があります。

霊的見地からの玄関家相で重要な点は、「朝日が当たる玄関であるかどうか」ということに尽きます。

悪鬼妖怪・魑魅魍魎は、日の出直前には雲散霧消するのですが、朝日が当たらず、一日中暗い玄関は格好の隠れ場所になってしまいます。

裏家相における玄関浄化は、朝日によってもたらされると考えられます。

朝日の当たらない玄関に霊的エネルギーが留まらないようにするための具体的な対策法は、状況を細かくお伺いした上で個別対応をさせていただくしかありません。

現地出張鑑定の上、アドバイスをさせていただくのが精度が最も高いですが、例えば、間取り図面、玄関内外の写真、置き物や掛けてある額の写真をご用意いただければ、オンライン鑑定・電話鑑定でも対応いたします。

気になる方は、お気軽にご予約いただければと存じます。

玄関ドアの向きと位置によるチェックポイント(家相風水の観点より)

家相をみる場合、玄関ドアの向きと位置によるチェックポイントがあり、「三合相(さんごうそう)」といわれる組合せ状態の影響を推察します。

三角錐のピラミッドパワーをイメージしてもらえれば分かりやすいと思いますが、家相の影響は平面的に現れるものではなく、三次元から四次元の時空と住む人の想念波動がリンクした形態波動として現れています。

玄関の向きと位置によって、以下のとおり、三点のチェックポイントが決まっています。

例えば 子方位(北)に玄関があれば、住まいの中心からみた辰方位(東南東)と申方位(西南西)のエリアがどのような状態になっているのかをみます。

・三合の組み合わせの中の方位を欠けにしないこと
・不浄な場所にしないこと

が大切なポイントとなります。

住まいの中心が、押入れや物入れ、階段になっている場合には、ピラミッドの頂点が低い形になっているようなものですので、玄関の吉相作用が働きにくい状態だと言えます。

家相風水は占いの範疇を超えているところが多くあるので、一度、自宅玄関の家相風水を調べておけば、ご家族皆さんの心身の基盤の見直しにもつながることと思います。

玄関ドアの向きと位置の方位別の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

玄関は、その方位と正反対の方位の特性もセットで見た上で家相的判断をし、玄関の向きの潜在的な運を活用します。

玄関ドアの向きの方位別の潜在運をまとめると、以下のとおりです。

玄関の座向の潜在運

【北】~対人運・愛情運・・・・・【南】~成功運・名誉

【北東】~健康運・相続運・・・・【南西】~家庭運・事業運

【東】~発展運・新宅運・・・・・【西】~財産運・恋愛運

【東南】~飛躍運・結婚運・・・・【西北】~蓄財運・度量運

例えば、玄関が東向きの場合、その正反対の西方位の持つ「財産運や「恋愛運」に恵まれるというように見ます。

つまり、東向きの吉相玄関の場合ですと、財力がつき発展するといった傾向が強まり、恋愛も幸福な結婚生活に発展する傾向にあると判断できます。

逆に、東向きの玄関が凶相の場合には、その正反対の西が持っている財産運の低下を招き、保証債務が発生したり、金銭的苦労が生じる傾向が強まります。

また、恋愛運の低下、婚期の遅れといった傾向が出やすいと判断します。

家相風水において玄関の向きと位置は非常に重要です。

ここからは、玄関ドアの向きの方位別の対策法と間取りチェックポイントをご紹介したいと思いますが、1方位ごとに細かな解説が必要となります。

そのため、各方位の玄関のドアの向きごとに、その特徴や影響、家相風水上の運気アップするための対処法、方角別の間取りチェックポイントを別記事にまとめました。

それぞれに記事リンクを貼っておきますので、気になる玄関ドアの向きの記事を参考にご覧になってみてください。

玄関ドアの向き(北)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

北玄関の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(北東・鬼門)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

一般的に、北東玄関というのは鬼門方位であるため凶相といわれることが多いですが、適切な対処をすれば、それほど心配することはありません。

北東玄関(鬼門玄関)の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(東)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

東玄関は、成長運や発展運に影響を及ぼすとされています。

そんな東玄関の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(東南)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

家相風水上、最も吉相といわれるのが東南玄関です。

ただし、注意点がないわけではありません。

南東向き玄関の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(南)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

「火の気」をもつ南向き玄関の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(南西・裏鬼門)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

裏鬼門と呼ばれる南西方位の玄関は、特に主婦の方に影響が出やすい玄関です。

南西玄関(裏鬼門玄関)の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

玄関ドアの向き(西)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

私が長年にわたり家相風水鑑定をしてきた経験上、最も避けるべき玄関が西玄関です。

現在、西玄関にお住まいの方はもちろん、賃貸住まいの方、これからマイホームを計画される方にも、以下の記事は必ずご覧いただきたいと思います。

玄関ドアの向き(北西)の家相風水開運対策法と間取りチェックポイント

家相風水診断の専門家の中でも、吉と凶の判断が割れるのが北西玄関です。

西北向き玄関の家相風水上の開運対策法と方角別の間取りチェックポイントについては、以下の記事をご覧ください。

まとめ(玄関ドアの向きによって開運につながる家相風水上の対処法は異なる)

玄関は、家相風水上、「人生の傾向性」が最も反映される場所であり、家の顔としても大変重要な役割を担う使命的空間といえます。

玄関ドアの向きごとに影響や特徴、運気アップのための対処法は異なります。

誤った対策をしてしまうと、凶作用が更に強まってしまう可能性がありますので、住まいの運気を整えたい方は、必ず家相風水鑑定の専門家による「正しい対応術」に基づく対処をするようにしましょう。


あなたは今、理想の人生を送れていますか?(東京の家相鑑定・風水鑑定の大橋正和オフィス)

 

理想というのは、人それぞれ描くものが違います。

ですが、それぞれが思い描く「理想」を叶える人生を過ごすためには、生活の基盤である「あなたのお住まい」をより良い状態に整えることが大切です。

もし、今あなたが、職場での人間関係や家庭内でのトラブル、恋愛・結婚がなかなかうまく行かない、お金が出ていく一方など、何らかのお悩みや不安を抱えているのでしたら、一度、ご自宅の家相鑑定・風水鑑定を受けてみるのが良いかもしれません。

実績40年超えの建築士である大橋正和が、家の専門家としての経験・知識に、長年にわたり培ってきた東洋占術(姓名判断、四柱推命、九星気学、手相など)の知恵・カウンセリングスキルを融合させた独自のサービスで、お客様の幸せな人生を切り拓いていくお手伝いをいたします。

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