家相風水カウンセリング建築士の大橋正和です。
土地や建物の形状を家相的に判断する場合によく使われる用語の一つに「張り」や「欠け」があります。
家相学においては、「張り欠けが住む人の運勢に影響を及ぼす」という考え方が一般的になっており、張りや欠けのある場所がどの方位になるのかによって、その吉凶の傾向性を判定することが通例となっています。
この記事では、家相風水の張り欠けの捉え方をはじめ、東西南北、鬼門、裏鬼門といった方位別の張り欠けの見方や対策法について解説をします。
家相風水で張り欠けは気にしないでOK?
風水においては、そもそも「張り」や「欠け」といった用語は使いません。
ですが、土地や建物の形状、周囲の環境、山や川、樹木や鉄塔、道路の方角や方向性、側溝や下水の流れの方向等々、自然界に存在する物の形態波動を家相での張り欠けの判断に似たものとして非常に重要視します。
従来の家相学では、建物の張り欠けを平面的な間取りにおける方位との相性、住む人の生まれ星との相性等によって判断していますが、占い的な感じになってしまう傾向性も強く、マイナス暗示の要因にもなりかねないような判断もありますので、張りや欠けについて、運命学的な面と建築学的な面の両面から考察してみたいと思います。
張りは積極性・欠けは消極性
土地や建物の張り欠けを人に例えて考えるなら、「張りは積極性」、「欠けは消極性」になると考えます。
従って、大きな張りは「張り過ぎで力み過ぎ」「やり過ぎ」になり、大きな欠けは「欠け過ぎで力不足」「自信の欠如」になるとし、家相学では程良い張りが吉相になり、欠けは凶相になるとしています。
ただし、欠けがあるからといって心配されることはありません。
欠けは自分の弱さ、弱点の傾向性を暗示している場合が多く、そのことに気付いて注意を払うことによって、落ち着きと穏やかさを得ることができたりもするのです。
そのため、欠けは前向きな自省の気を生じる効果があると言うこともできます。
四角い土地に四角い建物でも張り欠けがあるという見方になる
四角い土地に四角い総二階の建物の場合には、一見、張り欠けがないように考えがちだと思います。
しかし、土地においては門柱や門扉からのアプローチ、駐車場や植栽スペース、排水桝なども三次元的な張り欠けの作用が現れるのです。
建物においては、内部の間取りごとの部屋の形状や、天井や床の段差、出窓の有無、家具の出っ張りやバルコニー等々によっても、張り欠けの作用が生じるので、善的活用をしていただくためにも、張り欠けについての家相的考え方を理解しておくことが大切です。
張り欠けの構造的な面を気にしないのはNG
建物の欠けは、構造的な捩れ(ねじれ)を生じやすいので、しっかりとした補強をしておく必要があります。
建物の張りも同様で、構造的には捩れを生じやすいので補強をしっかりしておくと安心です。
張り欠けのチェックは建物の出隅入隅の構造チェックにも通じています。
特に建物の平面計画(間取り)の段階から「欠けには注意」の暗示作用が働きますので、決して見過ごされることのないよう入念にチェックし、構造的な補強もしっかりお考えください。
また、建物の張り欠けによって生じる日影も陰陽の整合には非常に重要な意味を持っています。
建物によって不自然な日陰を生じさせた場合には、運気にも大きな乱れが生じてきますので、極端なコの字やL字形の平面計画は避けておかれた方が賢明です。
特に「永久日陰」と呼ばれる、「一生を通じて日の当たらない場所」を建物によって作り出さないよう、くれぐれもご注意いただきたいと思います。
張り欠けの東西南北全方位別の見方と対策(家相風水の観点より)
家相学においては、土地や建物の張り欠けがどの方位にあるのかによってその吉凶を判断したり、運命の傾向性の潜在エネルギーを探り出したりと、張り欠けを非常に重視します。
風水においても、様々なアイテムを使い、空間の風水調整をする基本的な考えに、家相の張り欠けの調整法との共通点があるように感じます。
張りと欠けは、リズムの強弱、メリハリのように住む人を表現しているようにも感じます。
張りと欠けの判断は、敷地と建物の双方について行いますが、敷地の存在前に建物が存在することは、通常はあり得ません。(心的空間においては、建物のイメージが先行して存在することもあり得ますが…)
そのため、敷地の張り欠けをよく調整の上、敷地の持つ美点や長所を伸ばす形で建物を計画することが、吉相の住まいづくりには重要な意味を持ちます。
では、ここからは東西南北、鬼門、裏鬼門など、全方位別の張り欠けの見方と対策についてご紹介していきます。
それぞれを記事にまとめていますので、気になる方位をチェックしてみてください。
北方位の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
北方位の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
北東方位(鬼門)の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
鬼門方位(北東)の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
東方位の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
東方位の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
南東方位(東南)の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
東南方位(南東)の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
南方位の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
南方位の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
南西方位(裏鬼門)の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
南西方位(裏鬼門)の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
西方位の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
西方位の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
北西方位(西北)の張り欠けの見方と対策(家相風水の観点より)
北西方位(西北)の張り欠けについては、以下の記事を参考にご覧ください。
まとめ(家相の張り欠けは気にしないでOK?東西南北全方位解説)
建物の張り欠けは、必ず人と敷地をセットとして考えなければなりません。
そのため、自宅の「張り」や「欠け」の存在そのものだけを気にする必要はありません。
人と敷地の長所を伸ばし、欠点をカバーし、住む人の運気を高める形としての張り欠けを考えることが大切なポイントとなりますので、この点はよく覚えておいていただければと思います。
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